マヤ族の歯科治療
この遺体はマヤ族の若い女性のものと推測されました。ご存知の方も多いと思いますが、マヤ文明は非常に高度な文明として栄えましたが、文字を残さずに消滅してしまったために記録は一切残っていません。医療の分野でも、現代のものに近い高度な技術が使われていたものもあるそうですから、歯科医療でも腕利きの医師がインプラント治療を手がけていたのではないでしょうか。当時の状況を確認できる歴史的遺物は限られていますが、発見されたこの女性の骨が、その技術の高さを物語っています。彼女はなぜ前歯を損傷してしまったのか? 当時は誰もがインプラント治療を受けることができたのか? そしてその医療費はおいくら? と、結局は現代のインプラント治療へ抱いている疑問や興味と同じようなことを考えてしまいます。それにしても、貝殻を歯の代替物として使うなんて、よく考えたものです。