昔の義歯は二枚貝
考古学的な発見でありながら、その前歯には確かにインプラント治療がされていました。3本の下の前歯が抜けた後に、なんと二枚貝の貝殻で精巧に細工した人工の歯が埋めてあったというのです。現在、アメリカの大学の考古学民族学博物館が所蔵するこの骨は、前歯のうち三角形の歯とその間の歯三本がインプラントした人工物で、歯の根と見える上の歯の部分が一体になっているようです。当初は亡くなってから骨に埋め込んだものだとも考えられましたが、レントゲン検査を行った結果、明らかに貝殻でできた歯は根と一体の構造になっており、三角形に削られた形の根の周りの骨がしっかりと治っていたのです。このことから、この治療が生前に行われていたと証明されました。